おはようございます☺アドライズplus 蕨駅前センターです!
今日は講義の1つであるWRAP【ラップ】についてお話しします🍃
WRAPは、メンタル面で困難を抱えた自身の経験や他の当事者たちの経験をもとに開発されたものです。
以下の4つの言葉の頭文字をとり、米国のメアリ・エレン・コープランド氏が中心となって「WRAP」としてまとめられました。読み方は「ラップ」です。
- W:Wellness(元気)
- R:Recovery(回復)
- A:Action(行動)
- P:Plan(プラン)
日本のWRAP研究会は、これを「元気回復行動プラン」と訳しています。
具体的にどんな事をしているのかと言うと、
①自分自身がなりたい自分、元気な自分を考えて頂きます。
②自分自身が元気な状態でいるために役立つ道具箱を作ります
③自分自身のなりたい自分になるため、また日常生活を安定させるために必要なプランを立てます
④自分のメンタルを落としやすい引き金を探し、対処法を作成します
⑤メンタルの調子が落ちている時の注意サインを探し、対処法を作成します
⑥調子がかなり悪くなっている時サインを探し、対処法を作成します
⑦クライシス(危機的状況)に陥ってしまった時の対処法を作成します
⑧クライシス(危機的状況)の後どのようなサポートを受けたいか、またクライシスの経験について振り返ります
少し説明が抽象的になってしまいましたが、この様な形で自分自身の経験を基に皆様にプランを作成して頂いていいます。講義の中では、ワークシートを活用し、作成したものはファイルに閉じています。意見交換や発表の機会もありますので、他の方がどの様に工夫されているのか聞くこともできます。もちろん話すことが苦手な方は聞くだけの参加もOKです。
私がWRAPの良いところだと思うのは、
①自分自身でできる…時間や人にとらわれず、自分自身でメンタルを整えるのに役立つ
②自分好みにカスタマイズできる…他の人の経験でない、自分自身に1番合うやり方を探すことが出来る
点だと思います。
何事も新しい事をするのはストレスのかかることだと思います。例えば、就労移行支援事業所に通う、資格取得の勉強をする、就活する、就職して新しい職場で働く等。新しい一歩を踏み出す、少しずつ歩みを進めるのは、時に険しく感じる道のように感じる事もあるのではないでしょうか。
そんな時にWRAPは自分を支えてくれるアイテムの1つになってくれると思います。険しい道には1つでも多くのアイテムや助け、支えがある方が心強いですよね。
アドライスplusでは、資格取得や、皆様の個性や強みを活かした就職、(就職後も!)応援しています。お気軽にご連絡をお待ちしています。