こんにちは。アドライズplus浦和駅前センターです。
本日は、【断り方】という講義を行います。皆さんは、しっかりとお断りすることはできていますか?
あの時しっかりと断っていたら、こんなに問題が大きくならなかったのに…。そんな事態にもなりかねません。
ここで、断る事に苦手意識を持ちやすい特性を簡単にまとめてみました。
1. 自閉スペクトラム症(ASD)
理由: 相手の意図を読み取るのが難しく、「断る」という社会的スキルが十分に育っていない場合があります。
例: 相手の頼みをすべて受け入れてしまい、無理なスケジュールになる
2. 注意欠如・多動症(ADHD)
理由: 衝動性や思いつきで返事をしてしまい、「断る」という判断が後回しになることがあります。
例: 頼まれごとを即座に引き受けて、後から後悔する。
4. 依存性パーソナリティ障害
理由: 他者に嫌われることへの強い恐怖から、自分の意思を押し殺してしまう。
例: 「断ったら見捨てられる」と思って引き受けてしまう
5. 回避性パーソナリティ障害・社会不安障害
理由: 対人緊張や不安が強く、「断ることで相手に嫌な思いをさせるのでは」と考えてしまう。
例: 本当は嫌なのに「迷惑をかけたくない」と断れない。
対応のポイント
ソーシャルスキルトレーニング(SST)で「断る練習」をする
支援者や職場に「断るのが苦手な特性」を共有しておく
書面・カードで断り方の選択肢を用意する
自己理解とセルフモニタリングの支援
本日の講義では、いろいろな場面を想定し、具体的な「断る文言」をお教えします。
支援員と一緒に苦手意識を一歩一歩克服して、良い職業生活を送っていきましょう!