みなさんこんにちは。
先週のプログラムで、利用者さんがご自身の「リカバリーの体験」を発表してくださいました。 内容の詳細についてはプライバシーの観点から記載できませんが、発表で語られた言葉の一つひとつが、参加された皆さんの胸に静かに、そして力強く届いていたように感じます。 リカバリーとは、必ずしも「症状が完全に治る」という意味ではなく、「その人らしく生きていく力を取り戻していく過程」だと私たちは捉えています。今回の発表では、そのプロセスにおいてどんな思いが生まれ、どんな壁に向き合い、それをどのように乗り越えてきたのか――その歩みが丁寧に語られました。 参加者の皆さんが真剣に耳を傾けながら、それぞれの経験と重ね合わせている様子が印象的でした。「自分だけじゃないんだと感じた」「自分のペースで進んでいいと言ってもらえたように思えた」といった感想も寄せられ、体験を共有することの大きな力を改めて実感しました。
発表をしてくださった利用者さんは、緊張しながらも、自分の歩みを言葉にすることに大きな意味を見出していたようです。過去の自分を振り返ることで、今の自分の良さ、強さ最認識されているように感じました。 発表者だけでなく、聞き手である皆さんにとっても、誰かのリカバリーの軌跡を知ることは、自分自身の未来をイメージしやすくしてくれるきっかけになります。 私たち支援者にとっても、日々の関わりの中では見えなかった一面や、言葉にならなかった思いを知る貴重な機会となりました。
「回復の形はひとつではない」
「人は必ず、変わっていける」
「支え合うことで前に進める」
今日の発表で、あらためてそんな大切なメッセージを共有できたように思います。
これからもアドライズplusでは、安心して自分の経験を語り、他の方の話に耳を傾けられる場を大切にしていきます。リカバリーの道のりは決してまっすぐではありませんが、利用者さんが自分らしい一歩を積み重ねていけるよう、私たちも寄り添いながら共に歩んでいきたいと思います。 発表してくださった利用者さん、本当にありがとうございました。そして参加された皆さん、お疲れさまでした。 これからもそれぞれのペースで、少しずつ前へ進んでいきましょう。







