蕨駅前センター
【ポライトネスの原則】セミナー
2024年7月29日
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ポライトネスの原則についてご紹介させて頂きます。

 

会話表現を鍛える —良い人間関係のために―

 

相手が「心地よい」と感じる会話には原則があります。それが、ポライトネスの原則。

 

人には、言われてうれしい言葉があります。

例えば、

・自分へのほめ言葉・賞賛

・自分の利益になる相手からの申し出

・自分に対する同意や共感

これは、なるべくはっきり言う。

 

そして人には聞きたくないことや不愉快になる言葉があります。

例えば、

・自分の悪口・批判

・自分の負担になる頼まれごと

・自分に対する反論や反感

これを言わなければならないときは、間接的に遠回しに言う。

 

こういうポライトネスに気を付けながら会話をすると、

良好な人間関係を築くことに役立ちます。

 

人が作ったケーキを食べて、「全然甘くなくて、おいしくない」と思ったとき、

・「おいしくない」とはっきりマイナスのことを言うのは、ポライトネスではありません。

・「おいしいね。どうやって作ったの?」と言うのはポライトネスですが、嘘が入っていますね。嘘を言うと、こちらにストレスや葛藤が生まれます。だから、

・「甘さが控えられていて、健康にいいね」と言えば、事実を新しく解釈したことになり、嘘にもありません。

 

自分に正直に生きることは大切ですが、相手の気持ちも大切です。「何をどう話すか」を考えることで、人間関係の向上と、日本語表現力の向上と、日本語表現力の向上が可能となるのです。