今日の講義「メタファーで詩を作ろう」
メタファーとは?➡隠喩のこと
☆代表的な比喩は下の4つ。隠喩はその一つ。
直喩 ・雪のような肌
隠喩 ・雪の肌
換喩 ・ジョッキを飲み干す ・パトカーにつかまる
提喩 ・花見 ・お茶する
詩を作る手順
1.表現したい経験を選び、一文で書く
例①:コロナのせいで会社が倒産し、無職になった。
例②:足を骨折して、大好きなサッカーができなくなった。
2.上で書いた文を、単語レベルで、メタファー(隠喩)に置き換える。
例①:会社➡塔、仕事➡塔の清掃、 コロナ➡弾丸、倒産➡塔が倒れる
例②:足➡飛行機、ボール➡チケット、 骨折➡喪失、サッカー➡旅
3.詩を書く。タイトル、ペンネームもつける。
例①~「中世西洋世界」からメタファー詩を作ったケース
塔の崩壊 ペンネーム:ラーメン 塔を綺麗に磨くのがわたしの役割だ
ゴミを掃いて、床を磨いて、きれいにする
小鳥の声が風とともに吹き抜ける 幸せなひととき
そこへ弾丸が撃ち込まれる
塔の外壁が崩れ 塔の中がめちゃめちゃに壊され 塔は倒壊してしまう
わたしは命からがら塔の外に逃げ出した
だけど、これからどうしよう
例②~「旅行」からメタファー詩を作ったケース
旅行に行けない 旅行が大好きだ
知らない町を歩き、未知のものを見る
知らない人とあいさつを交わし、未知のもの料理を食べる
飛行機に乗れば地球の裏側まで飛んでいける
でも飛行機が故障してしまった、チケットもなくしてしまった
僕はもう旅行に行けない
自分の小さなベッドの上で退屈な時間を過ごし
ガイドブックをめくっては旅行を夢想するだけの日々
★まとめ 今日は利用者の方に、自分の悲しい等の経験を詩で表現してもらいました。
読む人がわかるように書くのはむずかしかったが、書けてうれしい、という感想が得られました。
こういった講義も実施しているので、興味のある方はいつでも見学に来てみてくださいね!