内観法セミナーの紹介をさせて頂きます。
内観法は、日本人の吉本伊信が作った修身法です。
当初は一般の人への心理健康増進のために行われていましたが、やがて精神科病院にも心理療法として導入されました。方法は、自分と家族(父、母、兄弟、祖父母)との関係を、0歳から今現在まで調べる、というものです。調べる観点は、
①してもらったこと
②してあげたこと
③迷惑、心配かけたこと
の3つです。通常は、「0ー6歳」「小学校1-3年」「小学校4-6年」「中学校」「高校」と順に調べていきます。これを、朝から夜まで、一週間、行います。
内観によって、人は、
①他者への感謝 ②自分のいたらなさ
を感じます。つまり、人からしてもらったことが多いのに、自分は人に迷惑をかけてばかりで、してあげたことも少ない、という事実に気が付くのです。自己中心からの脱却です。ここから、新しい生き方に向けて頑張ろうという意欲が湧いてくることとなります。
一週間の内観は時間的に難しいですが、一日の終わりに、上の①②③の観点から振り返るだけでも効果はあります。